こんにちは!夫(ゆう)・妻(まる)が、トヨタハイエースで全国を旅する、通称「VANLIFE(バンライフ)」という生き方をしつつ、車中泊とキャンプを楽しむ夫婦です。



ちなみに、私たち夫婦は「ハイエース スーパーロングバン」に乗ってバンライフをしています!!
そんな年間100泊以上、車中泊をする夫婦が、【2020年版】「ハイエース」は快適に車中泊可能なクルマなのか?をお届けします!
バンライフとは?
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【VANLIFE(バンライフ)】のすべての疑問にお答えします!いつの日か「誰もが憧れるバンライフ」から「誰もが楽しめるバンライフ」へ!
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ハイエースで車中泊するためにまずはクルマを知ろう!
街中でハイエースってたくさん走っていますが、微妙に違うのはハイエースを勉強するまで知りませんでした。
なんか小さいのがあるな?大きいのがあるな?イカツイ仕様があるな?
というぐらいの感覚の方が多いと思います。
ただ、ハイエースを車中泊仕様にカスタムorDIYしようとお考えの方は「ハイエース バン」なのか?「ハイエース ワゴン」なのかをまずは決めることが大事です。
この2モデルにも様々なボディサイズがあり、車中泊の際に、ハイエースの車内で何名が寝たいのかによって選ぶモデルが変ってきます。
分かりやすい表を以下に作成しましたのでご覧ください。
ハイエース バン | ロングバン | スーパーロングバン | |||
---|---|---|---|---|---|
グレード | スーパーGL | DX・DX“GLパッケージ” | DX・DX“GLパッケージ” | ||
ボディタイプ | 標準ボディ | ワイドボディ | 標準ボディ | ワイドボディ | |
ルーフ仕様 | 標準ルーフ | ミドルルーフ | 標準ルーフ | ハイルーフ | ハイルーフ |
全長 | 4,695mm | 4,840mm | 4,695mm | 5,380mm | |
全幅 | 1,695mm | 1,880mm | 1,695mm | 1,880mm | |
全高 | 1,980mm | 2,105mm | 1,980mm | 2,240mm | 2,285mm |
荷室長 | 3,000mm | 3,540mm | |||
荷室幅 | 1,520mm | 1,705mm | 1,545mm | 1,730mm | |
荷室高 | 1,320mm | 1,390mm | 1,335mm | 1,590mm | 1,635mm |
乗車定員 | 2~5名 | 3~9名 | 3~6名 |
ハイエース ワゴン | グランドキャビン | GL | DX |
---|---|---|---|
全長 | 5,380mm | 4,840mm | |
全幅 | 1,880mm | 1,880mm | |
全高 | 2,285mm | 2,105mm | |
荷室長 | 3,540mm | 3,000mm | |
荷室幅 | 1,730mm | 1,705mm | |
荷室高 | 1,635mm | 1,390mm | |
乗車定員 | 10名 |


「スーパーGL」「DX」「DX”GLパッケージ」の違い
ハイエースには、「スーパーGL」「DX」「DX”GLパッケージ」と3種類のグレードがあります。
ここではそのグレードを簡単に解説し、ハイエースが車中泊するのに快適なのかどうか探っていきます。
「スーパーGL」「DX」「DX”GLパッケージ」の違い
- スーパーGL:標準装備は充実し、オプションが多数選べるハイエース
- DX:商用車で標準装備は充実していない荷物を運ぶためのハイエース
- DX”GLパッケージ:DXに標準装備を充実させたハイエース
標準装備が充実していれば、それだけ価格は高くなりますが、車内は快適になります。
しかし、車中泊する際には、荷台の部分を使いますので、基本的に大きくグレードによって変わることはありません。

今後、カスタマイズやDIYを予定している方は、どこまでするかを決めておくことで、どのグレードを購入するかを決めることをおすすめします。
私たちは、どんどんDIYしていこうと思っていたので、「DX」でも大丈夫と思い購入しました。

ハイエースバンのボディタイプは「4種類」!
実は上記の「ハイエース バン」の表は、複雑そうに見えるのですが、ボディタイプは大きく分けると「4種類」しかありません。
ボディタイプ
- ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ
- ロングバン・標準ボディ・ハイルーフ
- ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ
- スーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ
この4種類がどれだけ車中泊に快適なのか?運転のしやすさ、幅や高さを実際に乗っている私達だからこそわかる情報と共にお伝えします!
1. ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ
街中で一番見かけるのがこのタイプ!社用車ではなく個人で使っている人も多数いるので一番人気です!
見た目は大きく感じることはなく、ミニバンとさほど変わりません。
ロングバン:縦幅 (4595mm)
標準ボディ:横幅 (1695mm)
標準ルーフ:高さ (1980mm)
標準ボディ・標準ルーフの特徴まとめ
- ダブルサイズのベッドが入るが、目一杯!
- 立体駐車場の車幅制限は1800㎜ほどなので問題なし。
- 最大サイズの立体駐車場は2.1mなので問題なし。
- コンパクトで走りやすいが、車中泊にカスタムするなら少し狭い。
- 車中泊は大人2人なら楽々

2. ロングバン・標準ボディ・ハイルーフ
1のタイプと違うことろは「高さが高い」ところだけです。!
多くの介護施設などの送り迎えに使われたりします。高さが高い分、社内では快適になったり、車いすが丸ごと入るのも特徴の一つです。
ロングバン:縦幅 (4595mm)
標準ボディ:横幅 (1695mm)
ハイルーフ:高さ (2240mm)
標準ボディ・ハイルーフの特徴まとめ
- ダブルサイズのベッドが入るが、目一杯!
- 立体駐車場の車幅制限は1800㎜ほどなので問題なし。
- 最大サイズの立体駐車場は2.1mなので無理です。
- 車内の高さが1600mmあるので快適。
- コンパクトで走りやすいが、車中泊にカスタムするなら狭いので、高さを生かす必要がある。
- 車中泊は大人2人なら楽々。

3. ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ
超人気のボディタイプ!
「ミドルルーフ」なのはこのタイプのみです!
幅が広くなった分、運転スペースや車内に広がりが出る一方、運転が難しくはなります!
ロングバン:縦幅 (4595mm)
ワイドボディ:横幅 (1880mm)
ハイルーフ:高さ (2105mm)
ワイドボディ・ミドルルーフの特徴まとめ
- ダブルサイズのベッドを入れても幅にスペースが生まれる
- 立体駐車場の車幅制限は1800㎜ほどなので無理です。
- 最大サイズの立体駐車場は2.1mなので無理です。
- 車内の高さが1390mmなので人が立てるほどではない。
- 幅がある分、運転しにくくなったが、車内は広く感じれる。
- 車中泊は大人2人なら楽々で、3人目も可能なほど。
幅があると一気に車中泊カスタムがしやすくなりますよね。

4. スーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ
ハイエース最大のサイズを誇るスーパーロングはハイルーフのみの設定となっています。1番でかいのがほしい!!!って思う方はこれ一択になります。


スーパーロングバン:縦幅 (5380mm)
ワイドボディ:横幅 (1880mm)
ハイルーフ:高さ (2240mm)
ワイドボディ・ハイルーフの特徴まとめ
- ダブルサイズのベッドを入れてもスペースが生まれる
- 立体駐車場の車幅制限は1800㎜ほどなので無理です。
- 最大サイズの立体駐車場は2.1mなので無理です。
- 車内の高さが1635mmなので結構な方が立つことが可能。
- 幅がある分、運転しにくく、長さもあるので駐車しにくい!
- ただ圧倒的な車内の広さです。
- 車中泊は大人2人なら楽々で、3人目も可能なほど。
私たちはこのサイズを実際に、乗っているので正直な感想を踏まえてお伝えします。
我が家のハイエース「サニイ」
まず、大きさが圧倒的なので、「セミダブル(縦195㎝×120㎝)」の厚さ「22cm」のマットレスをそのままクルマに入れております。
バンなので、全てフラットの状態なので、現在は3人乗りの座席は取り除き、家具などをそのまま置いて生活しております。
正直、運転は始めは苦労しました。
前までは軽自動車に乗っていたので、ハイエースの大きさを把握するまでは落ち着いて運転することができませんでした。
さらに、全長が「5380mm」と圧倒的に長いため、駐車するのが難しく、駐車をできそうにないので諦めた駐車場は数知れず。
今では2人で「15,000km」ほど走ったので、運転も駐車も慣れました。


ハイエース ワゴンとは?
ハイエースバンは「荷物」を運ぶのがメインのクルマですが、ハイエースワゴンは「人」を運ぶのがメインです。
「大きさ」や「グレード」に関しては上記で解説住みですのでご確認ください。



ハイエースで快適に車中泊するには「カスタム」が必要なのか?
ハイエースを購入して初めて車中泊をした時の写真なのですが、家にあったソファーやキャンプ用品を並べただけでした。
車内が広いので、必要なものだけ置ければなんとかなるのがハイエースでもあります。
そんな私たちでしたが、実際のところ、ハイエースで車中泊を快適にするためには、どこまでの機能や設備をカスタムすれば良いのでしょうか?
ハイエースバンとハイエースワゴンの両方で考えてみましょう!
ハイエースバンの場合
まずは予算との相談です。
ハイエースバンは、カスタムがやりたい放題すぎるので追求すればするほど、快適にはなりますが、めちゃめちゃ費用がかかります。
車中泊する人数想定もしっかりとした上で考える必要もありますよ!
例えば、大人2人に子供2人であれば、スーパーロングバンでも寝るときに窮屈でストレスがたまります。
しかし、2段ベットなどのカスタムにしてしまえば、全員が快適に寝ることができます。
などなど、追求すればするほど快適になりますが、お金もかかるのでまずは、車中泊を始めてみて、何にストレスを感じたのか?何が不満だったのか?というのを見つけカスタムしていけばいいと思います。
また予算がない方はカスタムではなく、「DIY」でかなり快適に車中泊することが可能です。
私たちはまずは断熱材のDIYを行いました。これで夏と冬の外気をかなりシャットダウンできているので助かっています。
断熱材のDIY
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「車中泊」用の車の断熱材はどれがおすすめ?実際に私たちのハイエースに使っている断熱材を紹介します!断熱するだけで車内が快適になりますよ!
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さらにはカーテンも市販のものは購入せずにDIYしました!
カーテンのDIY
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【車中泊用カーテン】ハイエースへ○○で簡単取り付けできます!
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ハイエースワゴンの場合
ハイエースワゴンの場合、ノーマルシートの2列目・3列目を前後にスライドさせたり、フルフラットにしたりすることはできません。
車中泊仕様にするためには、2列目以降のシートを変更する必要があります。
つまり購入時に車中泊をする予定であれば想定しておくことが大事です。
ハイエースバンとは違い、ハイエースワゴンは、シートの種類はリクライニングさせてフルフラットにするタイプや、取り外し自由なテーブル設置して向き合えるカスタムなど選択肢がかなり豊富です。
また、シートを取り外して、冷蔵庫やキッチンスペース、収納棚などを設置し、より快適に車中泊可能なカスタムも可能です。

ハイエースのキャンピングカーを知っておこう!
最近では、キャンピングカーを多く見る機会が増えてきました。
その中で、ハイエースベースのキャンピングカーの人気が最近増えていきています。
ただ、そもそもキャンピングカーって何を定義にしてキャンピングカーなの?普通免許で運転できるの?特殊な技術が必要なの?と様々な疑問を持っている方が多いと思います。
その部分を解説していきます!
普通免許で運転できるの?
ハイエースベースのキャンピングカーが、めちゃくちゃ売れている理由の一つに、「普通免許で運転できる」ということが挙げられます。
実は、ハイエースは、普通免許で運転できる一般車両(車両総重量5トン未満、積載量3トン未満、乗車定員10名以下)で最大サイズなのです。

最近では、軽自動車やミニバンをベースにカスタムしたキャンピングカーもありますが、家族の多い方や、キャンプ用品、車中はグッズを充実させたい方は、ハイエースを選んでいる傾向があります。
荷物を載せた時のパワーも全然違うので、運転が快適なのが乗っているので断言できます!!
「8ナンバー」とは?
私たちは、ノーマルのハイエーススーパーロングバンを購入しましたが、カスタマイズして、購入当時は、「8ナンバー」の取得を考えてました。
8ナンバーとは?
特殊用途車両ナンバーを表します。
いわゆる「キャンピングカー」と呼ばれているのがそうです。
- フラットなシート
- 乗車定員の1/3が寝泊まりできる
- キッチン設備が揃っている
- 一定の室内高が確保されている(160cm)
の条件をみたし認定してもらえると「8ナンバー」の取得可能です!
ただ、昔は、8ナンバー登録をすることで維持費や税金面でのメリットがあったのですが、最近では税制が変わったことでほとんどメリットが無くなりました。
調べた結果、8ナンバーを取得することで、いろいろな制約も出てくるので、車内をいじくり回したい方は、登録ナンバーのことは気にせず、どんな内装で、そんな快適装備で、どんな車中泊グッズを置きたいかを自由に選択する方がいいと思います。
ベース車によるキャンピングカーの違い
キャンピングカーの種類は、大きく分けると「4種類」あります。
- バンコン:バンがベース
- キャブコン:トラックの運転席を残して荷台部分を改造
- バスコン:マイクロバスがベース
- フルコン:キャンピングカーとして1から作られたクルマ
ハイエースがベースとなるキャンピングカーは、「バンコン」と「キャブコン」です。


では、「バンコン」と「キャブコン」を詳しく解説していきますね。
「バスコン」と「フルコン」は、ハイエースがベースではないので解説しませんが、今後別記事などで公開していく予定です。
バンコンってどんなの?
「バンコン」とは?
ハイエースのバンをベースとし、外装はそのまま、もしくは主要な骨格を切らないで、サイドルーフなどを設置して、キャンピングカーに改造したものです。
「バン」を「コンバージョン(改造)」したキャンピングカーなので、「バンコン」と呼ばれます。
様々なハイエースベースのバンコンを、各社販売しておりますので、別記事にて紹介していきます。
また実際にそのお店にも取材にいく予定ですのでお楽しみに!!
キャブコンってどんなの?
「キャブコン」とは?
本来はトラックの運転席を残して荷台部分を改造したキャンピングカーが主流です。
しかし、最近ではハイエースverのキャブコンが多く見られるようになってきました。
レイアウトを自由にカスタムでき、住みやすい空間に仕上げることができるのがキャブコンタイプの特徴です。


キャブコンも、
各社販売しておりますので、別記事にて紹介していきます。
また実際にそのお店にも取材にいく予定ですのでお楽しみに!!
「ハイエース」は快適に車中泊可能なクルマなのか?
如何でしたでしょうか?
つまづきポイント
- ハイエースのモデルを知ることで車中泊の快適度が変わる
- ハイエースバンは「4つのボディタイプ」がある
- ハイエースにカスタムは必要ないがあると車中泊快適度が変わる
- ハイエースベースのキャンピングカーは車中泊に最強
- ハイエースベースのキャンピングカーは普通免許で運転できる
すべてのクルマの中で、快適に「車中泊」できる最強のクルマといっても過言ではないハイエース。
普通免許で運転できる、最大級の積載量と、大人が三人も四人も横になって寝れちゃう幅の広いクルマはそう他にありません。
さらにハイエースは、「バン」のタイプと「ワゴン」のタイプに別れることで、今後どれぐらいカスタムしたいか?DIYしたいか?またまったくしたくないのか?
ありとあらゆるアレンジがが可能というところも人気の理由です。
私たち夫婦も、高額でししたがハイエースを選んで正解だったと思っています。
今後、ハイエースの記事はたくさん書いていこうと考えておりますので、よろしくお願いします。
以上、【2020年版】「ハイエース」は快適に車中泊可能なクルマなのか?年間100泊以上ハイエースで車中泊している夫婦が教えます!の記事でした!
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