トヨタハイエースで全国を旅する、通称「VANLIFE(バンライフ)」をしながら、車中泊とキャンプを楽しむゆうです。
近年、台風だけじゃなく梅雨の時期にも、水害などの災害が頻繁に起こるようになってきました。
そんな中、ニュースを見ていると、避難所や自宅で避難している方は、電気が止まっていて「スマホ」が充電できないの・・・とおっしゃっているではありませんか!?
そうとあれば、ポータブルバッテリーを「3台」所持しており、レビュー依頼もたくさんしてきた私が、台風や梅雨などの災害に備えておきたいポータブルバッテリーのおすすめ「5選」を紹介していきます!
災害時のためのポータブルバッテリーの選び方
よし!今年の台風などの災害のために、ポータブルバッテリーを1つ買ってみよう!
と思っても、たくさんある中から、どうやって選べばいいのと思いませんか?
そこで始めに、災害などのために持っておくべきポータブルバッテリーの「選び方4つのポイント」をお伝えします。
4つのポイント
- 電気容量で決める
- 充電時間で決める
- 防水(撥水)機能で決める
- 持ち運びやすさで決める

容量はどれぐらい必要なのか?
やはり1番気になるのは、どれぐらいの電気容量のポータブルバッテリーを用意しておけばいいの?だと思います。
正直、電気容量があればあるほどいいのですが、「価格」や「大きさ」などを考慮すると、なかなか選べないものです。

そこで目安になるのが、スマートフォンの充電が「何回」ぐらいできるのか?ここが決める1つのポイントです。
ではみんながよく持っている「iPhone」のバッテリー容量で見ていきましょう!
機種名 | バッテリー容量 |
---|---|
iPhone X | 2,716mAh |
iPhone XS | 2,658mAh |
iPhone XS Max | 3,174mAh |
iPhone XR | 2,942mAh |
iPhone11 | 3,110mAh |
iPhone11 Pro | 3,046mAh |
iPhone11 Pro Max | 3,969mAh |
iPhone SE(第2世代) | 1,821mAh |
例えばですが、家族3人が全員「iPhone11 Pro」を持っていたとしましょう!
災害時は基本的に「72時間」耐えることができれば、インフラがある程度、復旧するというデータがあります。
つまり、3人それぞれが、1日1回充電すると仮定すると、「3046mAh × 9回 = 27421mAh」必要ということが最低限必要ということが分かります。

ただ、専門的な知識になりますが、この数値は「5V」の換算になり、一般的なポータブルバッテリーは「3.6V」で記載されているので、実際には「38083mAh」のポータブルバッテリーが必要になります。
さらに、ポータブルバッテリーには電池の寿命を守るために、電池容量のすべてを使用しないようにして、電力を残りを電池を保護するために確保されています。
それを「放電深度」と言います。
「約10%」が放電深度なので「38083mAh / 9 × 10 =42316mAh」の容量が必要なのです。
モバイルバッテリーも同じ計算がなりたつので、よく見かける「10000mAh」といっても、充電できる電力はもっとすくないのでお気を付けください。
結果
家族3人、みんなが「iPhone11 Pro」を1日1回充電し、3日間過ごした場合に必要な電気容量は、
「42316mAh / 3.6V」つまり、「152Wh」
ぐらいのポータブルバッテリーが最低限必要です。
家族構成がもっと多い方や、スマホだけでなく、ランタンであったり、夏場であれば「扇風機」、冬場であれば「電気毛布」の使用などをお考えの方は、もっと大きな容量のポータブルバッテリーが必要ですよ。
充電時間で考える
災害はとつぜんきます!
特に梅雨の時期の「線状降水帯」はどこで発生し、どこで雨を降らせるのか現在のAIでも解析が難しいです。
いざ、ポータブルバッテリーを使おうと思ったら充電がされていなかった・・もしくは長い時間、使わなかったので、放電されており、電気が減少していた。

急いで充電しとかなければ!と思っても、容量の小さい「100Wh」クラスのポータブルバッテリーでも、充電に5時間ほどかかります。
さらに容量が大きくなると「10時間」以上に普通なのです。

防水のポータブルバッテリーはないの?
防水とまではいきませんが、多少「雨」に濡れたぐらいでは平気な「撥水加工」がされてるポータブルバッテリーも存在しますのであとでご紹介していきます!

持ち運べる大きさ?重さ?
ポータブルバッテリーは、軽いものなら「約1㎏」ですが、重ければ「20㎏」以上のものも存在します。
家で使う場合は問題ないのですが、もし避難所にいくことになれば、持ち運ぶ必要があります。
当然、重いということは容量も大きく高性能なので便利なのですが、持ち運びが出来なければポータブルの意味がありませんので、大きさや重さも選ぶ際に注意が必要です。
台風や梅雨などの災害に備えておきたいポータブルバッテリーおすすめ「5選」をご紹介!
前置きが長くなってきましたが、ここから台風や梅雨の災害にも備えておきたいポータブルバッテリーおすすめ「5選」を紹介していきます。
上記で解説しました、「選ぶポイント」別にポータブルバッテリーを選んでみました!
NEXPOW
いきなり「1000Wh 」以上の大容量で高性能で、10万円以上するポータブルバッテリーは流石に手がでませんよね!?
なので、先ほど解説しました、家族3人のスマホを「3日分」充電できるようなポータブルバッテリー【NEXPOW】をまず紹介します。
この子は、高性能なのにコンパクトで軽く、さらにコスパもいいと、
- 初めてポータブルバッテリーを買われる方
- ポータブルバッテリーにそこまでお金を出せないけど持っておきたい方
に、最強のポータブルバッテリーだと自信をもって言えます。

容量は「48000mAh / 178Wh / 3.7V」なので、最新のスマホであっても「約12回」充電することが可能です。
さらに、ランタン、扇風機はもちろんのこと、「電気毛布」も使用可能です。
ほかにも、この価格帯にはない機能が盛だくさん!!
ココがポイント
- USB-C出力が搭載(Macも充電できる)
- PW3.0採用(高速充電可能)
- LEDライト搭載(災害時に必須)
やはり、防災の面で「LEDライト」の搭載は必須ですね!
大きさと重さはどうでしょうか!?
品番 | 大きさ | 重さ | 持ち運び可否 |
【NEXPOW】 | 220mm(L) 100mm(W) 80mm(H) | 1.6kg | 超余裕 |

この夏に、ポータブルバッテリーを買ってみようかな・・・
安くて高性能なのが欲しいな・・・
と思っている方にぴったりです!
もっと詳しく解説している記事がありますので、【NEXPOW】の購入検討の方はごらんください!
ENERBOX-SP
たくさんのポータブルバッテリーが発売されている中、「LACITA」が販売する【ENERBOX-SP】は、「撥水加工」がされています。

容量は「444Wh / 123Ah / 3.6V」で、スマホであれば「38回」ほど充電可能です。
電気毛布に使用する電力も確保できそうです。
大きさや重さはどうでしょうか!?
品番 | 大きさ | 重さ | 持ち運び可否 |
【ENERBOX-SP】 | 303mm(L) 134mm(W) 184mm(H) | 5kg | 可能 |

災害時に、雨に濡れてしまってポータブルバッテリーが使用できなくなった、そんな可能性もゼロではありません。
またキャンプ場は湿度が高く、雨が降りやすい環境のところが多いので、キャンパーにおすすめのポータブルバッテリーでもあります!
ココに注意
ただ、同性能・同容量のポータブルバッテリーを比べると価格が2倍近くします!
もっと詳しく解説している記事がありますので、【ENERBOX-SP】の購入検討の方はごらんください!
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参考【ENERBOX-SP】を徹底解説!定格400W「444Wh/123Ah/3.6V」の「防水」ポータブルバッテリー!車中泊・キャンプ・防災用に。
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PS5B
私が初めて購入したポータブルバッテリー、それが「suaoki」の【PS5B】になります。
選んだ理由に、セット内容が完璧にそろっているのが魅力でした。

使い方も、差込口などを色分けすることで、直感的に使いやすい構造になっています。
重さは片手でも持てる「5.4kg」。
そして、防災用におすすめする最大の理由は、ファンの音がまったくないことです。
ポータブルバッテリーの多くは、使用時や充電時にファンがまわり、内部の熱を下げようとします。
電力が大容量であればあるほど、ファンの音が大きくなる傾向にあります。
車中泊での車の中や、避難所での生活の際に、ファンの音が大きいと寝れなかったり周りの方にも迷惑がかかります。
静かなポータブルバッテリーは、かなり少ないので【PS5B】はおすすめできるのです。
【PS5B】が気になった方は、詳しくレビューしている記事があるので、ご覧ください。
EFDELTA
なんといっても、2020年に発売された、史上最高性能のポータブルバッテリー【EFDELTA】がおすすめできます。
なぜ最高性能なのか?
それは「1200Wh」以上の大容量でありながら、なんと充電時間が「2時間」かかりません!
この電気容量のクラスであれば、7時間以上は最低でもかかります。
ものによっては10時間を軽く超えてきます。
上記で解説しました、容量が「178Wh」しかない【NEXPOW】よりも充電が早く終わります・・・

さらに、高出力のドライヤーまでも余裕で使える!
重さが「13kg」ほどあるのですが、「持ち手」が圧倒的に持ちやすいので、女性でも持ち上げることが可能です。
この驚きの性能の【EFDELTA】は、かなり詳しいレビューをしているのでご覧ください!
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参考【EFDELTA(イーエフデルタ)】をレビュー!1600Wの高出力かつ1260Whの大容量のおすすめポータブルバッテリー!車中泊、キャンプ、防災用に最強です!
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EcoFlow RIVER 600シリーズ
日本では2020年の8月にクラウドファンディングが開始されました「EcoFlow」の【RIVER 600 シリーズ】は、まさに防災用に最適な特性を持っています。
なんと、電気容量をカスタマイズできるのです!
どういうことかと言うと、自分の家族構成やライフスタイルに合わせた電気容量のポータブルバッテリーを選べたり、変更させたりすることが可能なのです。
最小の容量であれば「288Wh」のポータブルバッテリー。
でももし、使ってみてもっと容量がほしいな?と思ったら、「576Wh」に増設することが可能なのです。
最大で「1440Wh」という圧倒的な大容量ポータブルバッテリーまでカスタマイズ可能で、家族構成の変化やキャンプや車中泊を今後は楽しみたい方などにもおすすめできます。
この夏に間に合わないポータブルバッテリーなので、まずは1台、上記でおすすめしたポータブルバッテリーを購入してみて、もっと必要だな?と思った方は、2台目を【RIVER 600】にするのをおすすめします!
「RIVER 600 シリーズ」は実際にレビューした記事を作成しました!
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参考【RIVER 600 シリーズ】レビュー!【EFDELTA】をも超える「EcoFlow」の最新ポータブル電源は大容量・高出力なのにコンパクト!さらに容量を選べて変えられる!
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台風や梅雨などの災害に備えておきたいポータブルバッテリーおすすめ「5選」のまとめ
如何でしたでしょうか?
気に入ったポータブルバッテリーはありましたでしょうか?
私自身、ポータブルバッテリーを3台もっており、それ以外でも様々なポータブルバッテリーを使用してきました。
今回、その中でも防災面に必要な機能を満たしたポータブルバッテリーをご紹介しました。
年々、猛威を振るっている台風、そして2020年は梅雨の時期にも災害が起こるようになってきました。
地球温暖化ですすむ災害の猛威は今度も引き続き起こると予想されますので、ポータブルバッテリーを1つは最低でも購入し、停電などの災害に備える必要があります。
みなさまの健康と安全を願っております。
以上、台風や梅雨などの災害に備えておきたい「防災用」ポータブルバッテリーおすすめ「5選」をご紹介!の記事でした。
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参考【ENERBOX-SP】を徹底解説!定格400W「444Wh/123Ah/3.6V」の「防水」ポータブルバッテリー!車中泊・キャンプ・防災用に。
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参考【EFDELTA(イーエフデルタ)】をレビュー!1600Wの高出力かつ1260Whの大容量のおすすめポータブルバッテリー!車中泊、キャンプ、防災用に最強です!
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