トヨタハイエースで全国を旅する、通称「VANLIFE(バンライフ)」をしながら、車中泊とキャンプを楽しむゆうです。
ポータブル電源ってなんだかゴツゴツしていてロボットみたい、そんな印象ではありませんか?
その印象は間違っておらず、販売している8割ほどのポータブル電源は最近では丸みは出てきたのの、機械感は拭えません。
そんな中、たくさんのポータブル電源をレビューしてきた私もびっくりするほど「おしゃれ」なポータブル電源を見つけちゃいました!
その名は【PowerStudio】!
あのガジェットで有名な「AUKEY」が本気で繰り出したポータブル電源です!

PowerStudioとは?
【PowerStudio】とは2020年9月の現在、応援購入サイト「Makuake」で販売中のポータブル電源です。
現在は5000万円以上の応援購入されており、最終的には1億円近くも応援される超人気のポータブル電源です。
そんなポータブル電源【PowerStudio】を販売したのは先端技術を用いた充電器、モバイルバッテリー、カーチャージャーで有名なメーカー「AUKEY」です。
その「AUKEY」が渾身の一作と言わせるほどの【PowerStudio】はどれほど凄いのでしょうか!?
詳しくレビューしていきます!
最大の特徴
最大の特徴が言うまでもなく上記の写真を見ていただければわかりますが、「見た目」です。

あのゴツゴツしたポータブル電源からは想像ができないほど丸みがあるおしゃれな見た目になっていますよね!?
スペック
しかし、いくら見た目がいいからといって、中身もなくてはなりません。
まずは電池のスペックを簡単にご紹介していきます。
電池のスペック
電池容量:297Wh / 82500mAh / 3.6V
電池素材:BAK Li-ion 18650 リチウムイオン
充放電回数:約1500サイクル(残存容量70%想定)
充電温度範囲:0℃〜40℃
保存可能期間:1年間保存時70%残存
生産地:中国
電池容量
まず、電池の容量「297Wh / 82500mAh / 3.6V」はいったいどれぐらい使用できるのか?
キャンプや車中泊、災害時に使用する、「スマホ」や「タブレット」「ノートPC」や「LEDランタン」「電気毛布」の使用回数・時間をまとめました。
電池容量の目安
iPhone 11 Pro(3,190mAh):23回
iPad Pro 11(7,812mAh):9回
Macbook Pro(15,000mAh):4回
LEDランタン(30Wh):8.7時間
電気毛布(75Wh):3.5時間
・放電深度(DOD)の影響を加え計算しています
・計算方法に関しては「ポータブルバッテリー の用語辞典」を参
「200Wh〜299Wh」のポータブル電源は、主にスマホやPCの充電や、LEDランタンなどに使用するのが1番の用途ですね。
iPhone 11 Pro(3,190mAh)でも20回以上も充電できるので、モバイルバッテリーとは比較になりません!
充放電回数
【PowerStudio】の電池は「BAK Li-ion 18650 リチウムイオン」を使っています。
何回充電できて何回使用できるかの目安「充放電回数」は「約1500サイクル(残存容量70%想定)」です。
これは「200Wh〜299W」の容量が小さいポータブル電源の中ではかなりの長寿命です!
だいたいは、500回(残存80%)というのがこの容量帯では一般的なので3倍ほど長いことになります。

PowerStudioの外見と付属品(保証)
ではここからは、実際の写真を踏まえて、【PowerStudio】の隅から隅までをレビューしていきます。
横側や裏側はどうなっているの?持ち手は持ちやすいの?付属で何がついているの?などを解説していきますね。
外見
まずは正面から。
見た目はもちろん最高ながら、前面のみで全ての機能が集約しているのは、使いやすいポータブル電源の特徴です。
横側は熱を廃棄する穴があります。
持ち手と【PowerStudio】を繋ぐ金の留め具は、ポータブル電源とは思えない「おしゃれさ」ですよね。
【PowerStudio】の文字が金にひかる裏側は、見る人によって何に見えるのかは様々変わりそうですね!

底面はしっかりと凸になっており、汚れた地面に置いても本体が汚れないのがかなり素晴らしいポイントです!
持ち手の部分は、プラスチック素材などではなく、「皮」でした。
例えて言うなれば腰に巻く「ベルト」を持っているような感覚でした!
大きさは「156mm 262mm 160mm」とスマホ「OPPO RENO 3A」(iPhone11 Proとほぼ同じ大きさ)と比較してもあまり差を感じれないほどの小ささですね。
重さは「3.6kg」と女性や高齢者の方でも片手で簡単に持てちゃう軽さです!

ディスプレイは小さい本体ながらも必要なところは全て満たしています。
中でも特に素晴らしいところが「OUTPUT」と「INPUT」の数値が分かれていること!
パススルーに対応しているので、この両方の表記がないと分かりづらいですもんね!
付属品(保証)
付属品はどのようなものが付いているのか解説していきます。
付属品
- AC充電ケーブル
- シガーソケット充電ケーブル
- ガジェットポーチ
- 取扱説明書
- 安心保証カード
ガジェットポーチは充電ケーブルを一式入れておくことができ紛失の心配がありませんね!
【PowerStudio】と比べてもガジェットポーチもコンパクトだから持ち運びはかなりしやすいです!
取扱説明書や安心保証カードは日本語でしっかり書かれているので安心ですね!
保証
ポータブル電源を選ぶ上で「保証期間」はとても大事です。
通常は「24ヶ月」が多いですが、確認せずに買うと0ヶ月や12ヶ月なども普通に存在します。
また、公式サイト・Amazon・楽天・yahooショッピングのどこで購入するかによって期間が変わることもありますので注意が必要です。
【PowerStudio】の保証期間は下記の通りです。
保証期間
公式:24ヶ月
amazon:24ヶ月
楽天:24ヶ月
yahoo:24ヶ月
Makuake:24ヶ月
「AUKEY」の凄いところが、日本で販売している全てのAUKEY商品に対し、2年間の長期保証をお約束しているとことです。
当然【PowerStudio】も同様なので、初期不良および、こちらの過失でない故障などは保証してくれるので嬉しいです!

PowerStudioの出力性能
ここからは、【PowerStudio】にコンセントやUSBを差し込んだときに、どのような電力が流れてくるかの解説をしていきます。
「iPhone」が何台充電できるの?「電子レンジ」や「ドライヤー」が使えるの?ということがここで分かりますよ!
AC出力
AC出力とは【PowerStudio】にコンセントを差し込んだとき、どんな電力が流れてくるのかの部分です。
AC出力
- 電圧:100V
- 周波数:50 / 60Hz
- 波形:完全正弦波
- 定格出力:400W
- 最大出力:600W
- コンセント口数:2口
電圧・周波数・波形に関しては、分からない部分だけ下記をクリックすると解説が出てきますよ!
定格出力と最大出力
このコンパクトさで定格出力が400Wは他社と比べても高めです。
しかしながら、「電気ケトル」や「ドライヤー」「電子レンジ」のような高出力の電化製品は使用できません。
主な使用電化製品は、「スマホの充電」「LEDライト」「扇風機」「電気毛布」です。
キャンプや車中泊、さらには災害時の避難所に持っていく際、とてもコンパクトで軽いので荷物の邪魔にならず気軽に持って行けるのは助かりますよね!
USB出力
次はUSB出力の解説です。
近年はスマホやダブレット、ノートPCなどの充電が重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。
USB出力性能
- USB-A(12W 5V/2.4A):2口
- USB-A(18W QC3.0 5V/3A 9V/2A 12V/1.5A):2口
- USB-C(100W PD3.0 5V/3A 9V/3A 15V/3A 20V/5A ):1口
やはりガジェットでも有名な「AUKEY」なので、USB出力は「超優秀」です!
USB-Aは合計「4口」もあり、そのうち「2口」は「QC3.0」対応の高速充電可能USBです。
最近ではLEDランタンもUSBで充電するタイプが多くなってきましたよね!
さらに驚きなのがUSB-Cの100W対応の高速充電があるのです!!
最近ではスマホやタブレット、ノートPCを充電する時にUSB-Cが主流になってきました。
「OPPO RENO 3A」を「AUKEY」のUSB-Cケーブルで充電してみると、17Wでした。
電圧の関係上、スマホではこの程度しか速度は上がりませんが、MacBook Proであれば、かなり早く充電可能です。(あいにく、MacBook Proは持っておりません)
キャンプや車中泊の際のワーケーションの時でも高速充電は助かりますよね!
DC・シガーソケット出力
【PowerStudio】はDC出力(12V / 8A)が「1口」あります。
シガーソケット(12V / 10A)出力もしっかりとレビューし確認できましたよ!
DC出力があれば、キャンプや車中泊、さらには避難所などでもご飯が炊けるのがいいですよね!
-
参考「車中泊」におすすめの【炊飯器】5選!車内でおいしくご飯がたけますよ!さらに災害時などにも。
続きを見る
PowerStudioの充電性能
ここからは【PowerStudio】を充電する方法や、充電時間などを解説していきます。
充電方法に採用されたのは、「AC充電」「USB充電」「ソーラー充電」「シガーソケット充電」の4タイプです!

AC充電
まずはコンセントに差し込んで充電するAC充電は付属されている「AC充電ケーブル」を使用します。
「60W」で安定して充電できていました。
【PowerStudio】は「297Wh」なので充電がフルになるまで「約5時間」になります。
この時間は他のポータブル電源と比べた場合は「早くもなく遅くもない平均的」な時間ですね。
USB充電
【PowerStudio】は「USB充電」に対応しています。
しかしながら、購入時に「USBケーブル」などは付属されておりませんので、今回「Makuake」での応援で購入できる「AUKEY」の【100W GaN充電器】を使用していきます!

【USB-C to C ケーブル】も「AUKEY」のものを使ってみます!
【100W GaN充電器】がどれだけすごいのかを「iPad Pro 12(第4世代)」を購入した時に付属していた充電器(20W)とケーブルで比較してみました!
まずは「iPad Pro 12(第4世代)」の充電器とケーブルで実験したところ「17W」の入力でした。
ケーブルのみ「AUKEY」の【USB-C to C ケーブル】に変更しても結果は同じ「17W」。

では「AUKEY」の【100W GaN充電器】と【USB-C to C ケーブル】と接続したら・・・
なんと「96W」もの超高速充電が出来ちゃいました!

【100W GaN充電器】と「iPad Pro 12(第4世代)」のケーブルでも同じ結果だったのでケーブルは両方とも100Wに対応していたことがわかります。
つまり、【100W GaN充電器】を使用することで、充電速度が「17W→96W」と驚異の「5倍以上」になっちゃいます!
大きくて重たい「AC充電ケーブル」は持ち運びせず、軽くてコンパクトな「USB充電」だけでいいのではないか!?それぐらいの驚くべき高速充電でした!
ソーラー充電
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点からも、注目を集めています。また、電気代も削減できるためお財布にやさしく、外出先でも電力を発電することができます!
そんな中【PowerStudio】も当然、ソーラー充電可能になっています。
規格は下記の通りです。
ソーラー充電規格
入力最大値:最大100W
方式:MPPT
MTTP方式とは、ソーラーパネルで生み出された電力がほとんど衰えることなく充電される方式のことをいいます!この方式により40%も充電速度が上がります。
今回は同時に【PowerHelio Y100】という専用のソーラーパネルも発売されました!
規格は下記の通りです。
ソーラーパネル規格
出力:100W
セルタイプ:単結晶
充電使用時の大きさ:51cm 170cm 0.5cm
折り畳み時の大きさ:51cm 36cm 4cm
重さ:4.1kg
価格:26,800円(税込)
私は実際に数種類のソーラーパネルをレビューしてきていますが、これは中でもピカイチです。
「USB出力ポート」「単結晶」「コンパクト」「スタイリッシュな見た目」すべてを網羅していました。
【PowerHelio Y100】を実際に【PowerStudio】に接続して太陽光充電を検証したレビュー記事はこちら!
-
参考AUKEYのソーラーパネル「PowerHelio Y100」レビュー!USB充電が可能で自立する超高性能。過去最高傑作かも!?
続きを見る
シガーソケット充電
車中泊や災害時に、もっとも欲しい充電方式「シガーソケット」!!
しっかりと対応していましたよ!
シガーソケット充電規格
12V / 24V 車に対応
ほぼすべての車に対応しているかどうかの確認が必要!
PowerStudioの安心・安全・安定
日本では、ポータブル電源に安全を求める方が多く、【PowerStudio】も当然「安心・安全・安定」の基準を満たしたポータブル電源です。
安心・安全・安定
正直、覚えなくていい単語ですが、「世界的な安全認証」を下記にまとめました。
安全認証
- PESマーク:日本の法律での安全認証
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
【PowerStudio】も当然ながら、日本に合わせた安全基準の認証を取得し販売されます。
さらに、 ポータブル電源の安全の仕組みであるバッテリー管理システム(BMS)は、バッテリー使用率を改善し、短絡保護、過電流保護、過電圧保護、過負荷保護、過熱保護を通じてバッテリーの寿命を延ばします様々な機能を果たしてくれます。
あると安全なポータブルバッテリーと言え、もちろん【PowerStudio】にも搭載されています。
BMS
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
大事なのは、1年間保管した場合は何%ぐらい充電が減っているのか?ここはすごく大事な要素になってきます。
【PowerStudio】はフル充電し、1年間そのまま放置しても、充電70%の状態を維持できます。

冷却ファン
最近のポータブル電源は「冷却ファン」の音が小さいことが求められてきています。
理由に、テントの中や車の中、避難所などでの利用が想定されるので、寝ている時にうるさいと困るからです。
ですので「ファンの音の大きさ」のレビューもしてきました!
まずはAC充電をした時なのですが、なんとファンが回りませんでした!(「39.1db」は生活音なので「無音」)

シガーソケットで出力した際にファンがやっと回ってくれました。
しかしながら「48.6db」なので、「図書館の中の音の大きさ」ぐらいなので静かでした。
結論として、「ファンの音」は使用時において「かなり静か」といえるポータブル電源を言っても間違いないです!
PowerStudioの独自性
最近では、たくさんのメーカーがポータブル電源を販売しています。
正直、何かしらの「独自性」がないと売れないようなそんな時代になってきています。
ではここまで紹介してきたもの以外に【PowerStudio】のどんな独自性があるのでしょうか?
LEDライト
【PowerStudio】には「LEDライト」が完備されています。
重さが「3.6kg」なので片手でも持ち運べるため、キャンプ場や車中泊、災害時にもLEDライトを使うことができます!
明るさも十分にあり、遭難信号であるSOSを意味する「・・・ --- ・・・」(トトトツーツーツートトト)のリズムで点滅するSOS点滅や注意喚起点滅など合計3種類のライトを使うことが可能です。
カラーバリエーション
当記事でレビューしたのは「クラシック・グレー」のカラーでしたが、「レトロ・ブルー」もバリエーションにあり、購入時に選ぶことが可能です。

高速充電
上記ではあえて紹介しなかった「超高速充電」は独自性としてここで紹介します!
【PowerStudio】はなんと「AC充電」と「USB-C充電」を同時に行うことができます。
上記でレビューした結果、AC充電は「60W」、USB-C充電は「96W」でした。
それを同時に行うと、なんと合計「156W」もの超高速充電ができちゃいました。
この速度で充電すると「約2時間」で充電がフルになります。

PowerStudioの価格
【PowerStudio】の一般販売予定価格は「39,800円(税込)」です。
正直、同じ容量のポータブル電源の中では価格が高くなります。
しかしどうでしょうか?
- 見た目が最高
- USB-Aが4口
- USB-Cが100W
- 超高速充電可能
数え上げれば良いところがこれだけでは収まりません。
この見た目に「惚れた!」となった方ははっきり言って買いだと思いますよ!
PowerStudioのレビューまとめ
如何でしたでしょうか?
【PowerStudio】はコンパクトでおしゃれで、高性能なポータブル電源でした。容量などは少ないので初めてポータブル電源を購入される方や、ソロキャンする人などにかなりおすすめです。
以上、「【AUKEY PowerStudio】レビュー!オシャレすぎるポータブル電源は性能も抜群だった!」の記事でした。
-
参考AUKEYのソーラーパネル「PowerHelio Y100」レビュー!USB充電が可能で自立する超高性能。過去最高傑作かも!?
続きを見る
-
参考【RIVER 600 シリーズ】レビュー!【EFDELTA】をも超える「EcoFlow」の最新ポータブル電源は大容量・高出力なのにコンパクト!さらに容量を選べて変えられる!
続きを見る
-
参考【EFDELTA(イーエフデルタ)】をレビュー!1600Wの高出力かつ1260Whの大容量のおすすめポータブルバッテリー!車中泊、キャンプ、防災用に最強です!
続きを見る
-
参考台風や梅雨などの災害に備えておきたい「防災用」ポータブルバッテリーおすすめ「5選」をご紹介!
続きを見る
容量別ポータブルバッテリーの記事