こんにちは!夫(ゆう)・妻(まる)と、トヨタハイエース(サニイ)で全国を移動する生活、通称「VANLIFE(バンライフ)」という生き方を実践しつつ、車中泊とキャンプを楽しむ夫婦、「ミチトライフ( @michitolife)」です。
本記事では読んでいただければ、車がどれだけ災害時に使えるものなのか、そして備えておくことで突然起こる災害にも対処できるということがわかる内容になっております。
では下記の内容の順番で詳しくお伝えしていきます!
記事の流れ
災害時に車中泊するために必要な知識を知る!
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どういった「防災グッズ」があれば車中泊で災害を乗り越えられるのか?
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防災知識と防災グッズを踏まえ、実際に車中泊を行ってみよう!



災害時に車中泊するために備えておくべき「知識」
災害とは突然起こるものです。
そして毎年のように各地で様々な災害が発生しています。
さて、皆さんは家に防災グッズを準備していますでしょうか?
そう、自宅に準備している方はたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、災害は自宅にいる時に起こるとは限りません。
- 仕事で車を使用している際に被災し自宅に帰れなくなった場合
- 車で家族で旅行へ行っている時に災害に巻き込まれる場合
など、様々な状況下で起こることでしょう。
その場合、車での避難生活がそのあとも一定時間続く可能性があります。
その時のポイントは、車で「実際の日常生活にいかに近い環境で過ごせるか」が大事になってきます。
そういったときのためにも「車で防災」する知識を持っておきましょう!
災害発生から72時間を凌ぐことがポイント
災害時の車中泊で大切なことはまず最低限「72時間をどうしのぐか」です。
なぜ72時間なのか?
72時間あると、
- ライフラインの復旧
- 避難所・仮設住宅の入居開始
- 生活に必要なものが次第に復旧
などの動きがみられるからです。
しかし、災害発生から72時間は、最低限自分で生き抜かなければなりません。
そのときに車の知識として知って欲しいことが下記になります。
- 車の「種類」をチェックして備える!
- 車の「装備」をチェックして備える!
詳しくみていきましょう!
車の種類をチェックし備えよう!
まずは車の種類をチェックしましょう!
災害時には、車での外出先で電気がない状態や、自宅の電気が止まった中で生活しないと行けない場合もあります。
そのときに必要なのが「車が生み出してくれる電気」です。
そして車には様々あり、どのように電気を生み出してくれるのかチェックする必要があります。
1番の多くは「ガソリン車」になります。
アイドリングは本来、控えるべきですが災害時なのでそうはいってられません。
【カーインバーター】などを使って電気を利用できる環境に整えておきましょう!
さらに
- HV(ハイブリッド)車
- PHV(プラグインハイブリッド)車
- EV(電気)車
であれば、コンセントやコードで電気を使うことができます。
ココに注意
ただHV車であっても、アイドリングを使用しないと電気を生み出せない車種もあるので、そういったところをチェックして欲しいのです。
車の装備をチェックし備えよう!
次に車の装備をチェックしていきます。

Ⓒ「絶メシRoad」製作委員会
チェックする項目はこちら!
- 車はフラットになるのか?
- 周りから見えなくするような装備はあるのか?
まず1つずつ見ていきます。
まず、車がフラット、つまり椅子などを倒すことで寝ることが可能になるかということをチェックします!
チェックする理由として、フラットにしておかないと快適な睡眠をとることが難しくなります。
ただでさえ災害時は、気を張っているので、睡眠をしっかりとっておかないと疲れが残ります。
最近ではSUZUKIの「ハスラー」や、HONDAの「フリード」などがフルフラットになることで売り上げをあげています。
しかし、フルフラットになるからといって完全に車の凹凸がなくなるわけではないので、「エアーマット」を使用しましょう!
「エアーマット」で有名なのが、バルブを外すだけで勝手に空気が入り10cmの厚みになる「FIELDOOR」の【車中泊マット】です。
これがあるとないとでは全く快適さが変わってきますので、収納時に小さくなるこのエアーマットを車内に常備しておくことをおすすめします。

次に車は周囲が窓になっているので、「プライバシーの確保」のためにも遮断する必要があります。
車の窓に「スモーク」がかかっていたとしても、夜になると周りからは普通に見えてしまいます。
しかも周りの光は入ってくるため落ち着いて寝ることができません。
しかし、市販で売っている車専用のカーテンなどで窓を遮断することで簡単に防ぐことが可能です。
もっと詳しく
フラットにならない車の場合は、座った状態に長時間いると「エコノミークラス症候群異」になるので、定期的なストレッチや軽い運動を心がけましょう!
車の運転でも起こりうる怖い病気「エコノミークラス症候群」は、車中泊やバンライフをしている人はもう予備軍かもしれません。対策、教えます。の記事はこちら!
ココがポイント
災害時は、誰もが自身の心配をする必要があり、身の回りの全ては自分でしなければなりません。
それだけに少しでも工夫して、しっかりと身体を休められる快適な空間も作り出し心身ともに疲れが出ないようにしましょう!
車で防災が「ダメ」な時もあることを知っておく
災害時に車に乗っていてはダメな時もあることも知っておいてください!
例えば「津波」などです。
津波の場合は、高いところに避難する必要があるので、自治体の情報などを頼りに迅速に移動しましょう!
その際は慌てずに行動しましょう!
災害時に車中泊するために備えておくべき「防災グッズ」
自宅に備えている防災グッズと同じように車内にも様々なものを常備しておきたいところです。
しかし、車種によっては収納できるスペースも限られているので、すべての防災グッズを車載するのは難しいです。
そこで防災グッズをジャンルで分けてみました!
- 最低限あった方がいい防災グッズ
- 夏の暑い日にあるといいグッズ&あってはいけないグッズ
- 冬の寒い日にあるといいグッズ&あってはいけないグッズ
- あると便利な防災グッズ
4ジャンルありますので、その時期や状況に合わせてグッズを入れ替えるようにしていくのがいいですね。
では詳しくみていきましょう!
最低限あった方がいい防災グッズ
ではまず、「最低限あった方がいい防災グッズ」からご紹介していきます。
長期保存食料品
もちろん食料品です。
ココに注意
最低3日分×人数分です。しかし、国で推奨されているのは「7日分」です。
非常用飲料水
非常用食料品と同じ日数分があるのが理想です!
LEDライト、ランタン
私たちの使用している「ランタン」はサーキュレーターが付いています。
1台4役のクワトロランタンをレビュー!くつろげる空間が作れる、おすすめのLEDランタンはこれです。
非常用携帯トイレ
もっと詳しく
袋状の小さな携帯用トイレがありますが、正直「失敗しそうですよね!?」
なので様々なトイレを紹介してる記事がありますので合わせてお読みください!
スマートフォンの充電ケーブル
やはり災害時、様々な情報の取得や連絡のやり取りはスマートフォンなくしてできません。
上記で紹介しました、【カーインバーター】で充電可能ですので「USBケーブル」は複数本あるといいですね!
緊急脱出用ハンマー
最近では地球温暖化の影響もあり、集中豪雨から洪水のような災害が頻繁に発生しています。
もし車が水没してしまうと水圧がドアに掛かり、ドアを開けることができなくなります。
そんな場合には「車用の緊急脱出ハンマー」があると誰でもウィンドウガラスを割ることができ、車外に脱出できます。
写真のグッズは、車の防犯などに使える「ハンドルロック」なのですが、「車用の緊急脱出ハンマー」と兼用なので重宝しています!
その他
- 医薬品
- 非常用ホイッスル
- 簡易おむつや哺乳瓶、衣類(乳児がいる場合)
なども準備しておきましょう!!
夏の暑い日にあるといいグッズ&あってはいけないグッズ
夏の暑い日の災害時にあるといいグッズは「扇風機」になります。
夏の暑い時期に車中泊した際に、この扇風機がなければ車内で死んでいたかもしれないほど重宝しました!

軽くてとても省エネなのでおすすめですよ!
【トップランド DCモーター搭載 18cm デスクファン どこでもファン】
逆に夏の暑い日の災害時に「あってはいけないグッズ」は以下の通りになります。
- 電池
- カセットボンベ
- ライター
などです。
可燃性の危険物は車内温度の上昇により破裂・引火を起こす可能性があるからです!
どうしても必要な場合は、ダッシュボードなど直射日光の当たる場所を避け、クーラーボックスや魚屋さんで使うような
発泡スチロールのボックスなど、温度変化が少ない工夫が必要です。
これで絶対大丈夫!とは言えないので、十分気を付けてくださいね。
冬の寒い日にあるといいグッズ&あってはいけないグッズ
次は冬の寒い日の災害時にあるといいグッズのご紹介!
防寒グッズ
防寒グッズには様々ありますが、代表するのが下記になります。
- アルミブランケット
- カイロ
- 寝袋
「アルミブランケット」はかさばらず、防寒性が高いので車に常備しておくことが可能です。
「寝袋」は対応温度が様々ありますので、お住まいの地域の冬の気温に合わせて購入することをおすすめします!
広い車であれば、車の中に布団や毛布などを丸ごと入れておくのもありですね!
ガスバーナー(ガスコンロ)
長期保存用の食品には、温めて食べるものや、火を通すと美味しくなるものもあるので「ガスバーナー(ガスコンロ)」と「鍋」などがあるとかなりいい感じです。
中でもおすすめのバーナーは、「swow peak」の【HOME&CAMPバーナー】です。
小さくかさばらず、収納した時には「1.5ℓ」のペットボトルぐらいの大きさになります。
車内に置いていても邪魔にならず火力も他のバーナーに比べても問題ありません。

もっと詳しく
次に、冬の寒い日の災害時にあってはいけないグッズですが、特にありません。
しかし、気をつけなければいけない点があります。
それは、車内がマイナスの温度になると、ポータブルバッテリーやモバイルバッテリー、さらにはスマートフォンまで作動しなくなるということ。
理由は、マイナスの温度にまで機器が対応していないからです!


あると便利な防災グッズ
災害時にあると便利な防災グッズをご紹介していきます。
まずはなんと言っても「ポータブルバッテリー」があると被災時に大きく変わります!
まず初めに購入するのであれば、400Whぐらいのポータブルバッテリーをおすすめします。
理由は、価格がそこまで高くない上に高性能なものも多く、1晩~2晩であればポータブルバッテリーのみの電力で生きていくことが可能です。
おすすめは、「suaoki(スアオキ)」の【PS5B】です。
その後、もっと車中泊旅やキャンプを快適に、さらには防災用にしっかりしたポータブルバッテリーが欲しい方は「1000Wh以上」の超絶大容量のポータブルバッテリーを最終的に持っておくことをおすすめします。
ポータブルバッテリーを持っておくことで以下の電化製品の使用が可能になります。
- 電気毛布
- 炊飯器
- 電子レンジ
- ポータブル冷蔵庫
もちろん、ポータブルバッテリーのモデルによって使用不可な電化製品もありますが、「電気毛布」が使えればマイナスの環境下でもなんとか生き延びれます。
また、炊飯器があればご飯も炊くことが可能ですね!
もっと詳しく

次は、災害時にはお風呂に入れないこともありますので、「水を必要としないシャンプー」をおすすめします。
別記事にて詳しくまとめています!
あとは、「携帯用の浄水器」は災害時、通常の飲料水が手に入らない時に助かります!
有名なのは、【SAWYER PRODUCTS(ソーヤープロダクト)ミニ浄水器】です。
アウトドア用として購入する人が多いのですが、災害時にあると便利な防災グッズです。
他に細かいものであれば、
- ガムテープ(ダクトテープ)
- ウェットティッシュ
- 新聞紙
- 軍手
- トイレットペーパー
- マスク
などなど、気になり出したら止まりません。
しかし、車内にはたくさんの防災グッズをおくことができません。
また、それぞれ個別に集めるのも大変です!
そのような場合には、「車載用防災セット」を購入するといいでしょう!
おすすめは【山善 防災リュック 30点 セット】です。
以上が、車で防災するために備えておきたい防災グッズでした。
災害時に車中泊するために「実際に」車中泊をしてみよう!
ここまでは災害時に車中泊するために必要な知識とグッズを紹介してきましたが、知識やグッズを揃えても実際に実践してみないとわからないことが多いです!
例えば、
- 車の中にどれだけの防災グッズが入れれるだろうか?
- 「72時間」しのげるのだろうか?
- 非常用の物品の備えがあるけど実際に使えるのだろうか?
- 本当に車中泊可能か?
- 寒さに対応できているのか?
- プライバシー保護になっているか?
などなど様々です。
何が足りない?どうすれば、過ごしやすくなるのか?を知るためには、車中泊やキャンプなどを定期的に行ってみるのがおすすめです!
「やってみておいてよかった。」と思えるはず!
「災害時に車中泊」するために備えておくべき知識と防災グッズをご紹介!まとめ
如何でしたでしょうか?
災害時の車中泊を考えておくことは、自分たちの防災の知識の幅が増えることに良さがあります。
災害はいつ何時おこるかわかりません!
もしかすると明日かもしれません。
いざという時もためにも備えておくことが大事です。
以上、「「災害時に車中泊」するために備えておくべき知識と防災グッズをご紹介!」の記事でした!
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