トヨタハイエースで全国を旅する、通称「VANLIFE(バンライフ)」をしながら、車中泊とキャンプを楽しむゆうとまるです。
これから暑くなる時期、アウトドアや車中泊の大敵といえば、プゥーンプゥーンとよってくる「蚊」ではないでしょうか?
想像してみてください、車内に蚊が入ってしまった時を…。
倒すまで戦うか、はたまた、刺されて「かゆみ」と戦うか、2つに1つ!



車中泊では、「かゆみ」も「音」も気にせずに過ごしたいですよね。
夜静かになってからのプゥーンが特に不快です。
蚊で楽しい車中泊が不快にならないように、少しでも役に立てるようお伝えするので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
車中泊のとき「蚊」が発生する水たまりに近づかない
あえて近づくことはないかもしれませんが、車中泊する際は、蚊の発生しやすい場所を避けましょう!
その場所は、「水たまり」です。
私たちが車中泊で目にする蚊の種類は大体2種類、
ヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)(昼から夕方)と、アカイエカ(夕方から夜)です。
蚊のかゆみは、血を吸われる際に、抗凝血作用物質(血が固まらないようにする物質)を注入されることによる、アレルギー反応。
吸血するのはメスの蚊で、血を吸ったメスは、水がある場所で約300個もの卵を産み、その後10日程で蚊の幼虫は成虫になります。
蚊の種類によって水の綺麗さや量は違いますが、水たまりの近くは大量発生の可能性があり危険。
可能な限り、水たまりから離れることが蚊に刺されないための方法の一つです。
車中泊のとき「蚊」を車内に入れない工夫
次に、車中泊の際も自宅と同じ方法、車用の「網戸」を使います。
車用虫よけネット
最近はキャンピングカーだけではなく、軽自動車からハイエースバンなど様々な車で車中泊を楽しむ人も増え、車用の虫よけネットも多数販売されています。
運転席と助手席用の「虫よけネット」は、ドアに直接かぶせて使うものが多く、
サイドや後ろのドア用では、全体をすっぽりつつんでしまうものや、出入りしやすいようにファスナー付きのものもあります。
値段はピンキリ。私たちはファスナー付きのものが欲しいのですが、まだ購入できていません…。
よい物があればぜひ教えてください!
ドアにかぶせて使用するタイプのものはこちら。
自作するよ!という方は、蚊の大きさ(大体4.5~7㎜程度)より細かい網目のものを選んでくださいね。
他にも、私たちが乗っている、ハイエースのサイドのリアのスライド窓には「専用?」と思えるぐらいピッタリな網戸があります!
Amazonでは「サンシェード」として売られていますが、細かいメッシュ生地で、風も通り、窓を開けても日よけにもなるので便利ですよ。
窓の開閉は、その「サンシェード」を着けたままできます。
購入前にご自身の車の窓に合うか、サイズ確認してくださいね。
蚊よけ剤いろいろ
蚊よけスプレー
車に網戸をしても、トイレや洗面など出入りがあると、完全に蚊をシャットアウトするのは難しいですよね。
その時に役立つのは、蚊よけ剤です。
まず、手軽なスプレータイプ。自宅でも使っている方いらっしゃるのではないでしょうか?
4.5~8畳に1プッシュで全体に効きめが拡がり、約12時間効果が持続するものと24時間のロングタイプもあります。
電気いらずで、簡単。使い始めは窓を閉めて薬剤が出ていかないようにしておくと薬剤の定着します。
スプレー缶なので、夏の車内に放置するなど高温にならないようにお取り扱いくださいね。



ポイント
ピレスロイド系の殺虫成分の特長
- 速効性で、早く効果があらわれる
- 物陰から害虫を飛び出させる効果(フラッシングアウト)がある
- 忌避効果がある
- 人に対して毒性が低く安全である
- 自然界における分解が速く、環境にやさしい
参考
ピレスロイド系の殺虫成分は、虫の神経系に作用して殺虫効果を示すものです。
しかし、人を含む哺乳動物に対しては、分解酵素の働きで速やかに代謝され、尿などで短期間に体内から排出されてしまいます。
そのため、人を含む哺乳動物には安全性が高いといえます。
アースノーマットやアース渦巻香のような、室内で長時間使用する製品についても同様です。
さらに、安全性を考えるうえで、人と害虫の体重差も大きく影響します。
例えば、蚊の体重は約2~3mg、害虫の中では大型のクロゴキブリでも体重は1gほどしかありません。
「家庭用殺虫剤」は、このような小さな害虫を駆除するために、極めて微量な殺虫成分しか使用しておらず、人は害虫に比べると、数万、数千万倍も体重があるため、このことからも安全性が高いといえます。
蚊よけ電池式
虫よけには置き型もあります。こちらは電池式なので、何かと電気の使用量が気になる車中泊でも電源の心配なしです。
車の出入りする場所に置くと、ドアから入る蚊を防げ、車内に入った蚊の駆除にも役立ちますね!
蚊よけリキッドタイプ
液体タイプのこちらは電源が必要です。
参考
「アースノーマット」シリーズ(液体タイプ、電池式タイプ、おすだけスプレータイプ)の殺虫効果について、強弱があるのか確認したところ、同等との返答をいただきました。
ご自分の好みのタイプをお使いください!
ただ、車内であっても大きく換気していたり、車外では薬剤が拡散されて殺虫効果が弱くなるようなので、様子をみながら使用してくださいね。
車外で使う場合は、「アース渦巻香」がおすすめだそうです。
最近は、蚊取り線香のホルダーも素敵なものがたくさんあってほしくなってしまいますね。

庭木周り、茂み、地面にスプレーするだけで、
約8時間ヤブ蚊をよせつけない空間をつくる
「ヤブ蚊マダニジェット屋外用」という、植物にかかっても安心の水溶性の商品もあるので、
「自然の中で車中泊」する方は、検討してみてくださいね。
アース製薬さんの回し者ではないのですが、個人的にスプレー缶を使っていたのと、
気になって質問した翌日に丁寧な返事があったので、皆さんにも情報を共有しようと思いました!
あと、注意が1点。
「アースノーマット」シリーズとよく似た形の「ベープ」は、「ピレスロイド系」の薬剤ですが、
成分も効果も違い、適用害虫は「ユスリカとチョウバエ」で、蚊の対策にはなりません!
ユスリカは名前から「蚊」と間違いそうな名前ですが、川沿いでよく見る「蚊柱」をつくる虫です。自転車で走ってると鼻や口に入って、うわ~!ぺッぺッとなるやつですね(笑)
ユスリカは「蚊」と違い吸血しない虫です。ベープを置いても、吸血する「蚊」は防止できません。
詳しく知りたい方は、アース製薬「蚊柱(かばしら)を作るユスリカってどんな虫?蚊ではないって本当?」を。

ユスリカとチョウバエ用はこちら。

蚊に刺されやすい人のタイプってあるの?
私はよく蚊に刺されます。そんなタイプが本当にあるのか調べてみたところ、
NHK生活情報ブログに蚊に刺されやすい人の特徴が挙げられていました!
ウワサの蚊に刺されやすい人
- 飲酒後の人。(アルコールを飲んだ後の呼気には炭酸ガスが多くなる)
- 体温の高い人。(人間の10倍ほどの温感センサーがある)
- 白色と比べて黒や青色などの濃色を着るている人。日焼け後も刺されやすい。(実験結果あり。)
- 太っている人、汗っかきの人。(汗のにおいのもとになる乳酸や脂肪酸もかぎ分ける。)
- O型の人。(実験結果あり。)
皆さんはどうでしたか?私は2~3個当てはまっていました。(笑)
蚊は、人の皮膚の温度やにおい、人の出す二酸化炭素に反応します。
その感度はすさまじく、無風状態であれば吐いた息が拡散していった5メートル先でも、感知できるほど。

蚊に負けてはいられません!でも、

と、わがまま全開で、対策を3つ紹介します!
車中泊のときに蚊に刺されない対策は?
汗をシャットアウト
蚊は汗のものとなる乳酸や脂肪酸をかぎ分けるので、しっかり汗を拭きましょう。
特に、汗腺は足の裏に多く、噛まれたらかゆくて厄介なので、
しっかり洗って汗を流しましょう。
また、足の菌の量が多い方が蚊に刺されやすく、石鹸で洗った場合、1/3~1/2くらい刺される回数が減ったという実験結果もあるので、石鹸で綺麗に洗っておくと刺される頻度を下げられます。
デオドラントシート
シャワーに入ったあとも汗をかいてしまうと思うので、デオドラントシート(汗拭きシート)など身体を拭けるものをもっていくことが対策になります。
私は、皆さんにメンズ用デオドラントシートをオススメします。驚くぐらいスースーしますが、大判でしっかり拭けるので、気持ちいい!蚊対策以外にも暑い日にスッキリとした気分を味わえます。
デオドラントウォーターも肌がさらさらになりますよ。


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色の薄い服、長袖を着る
車内で過ごす車内着は、明るめの色を選びましょう。
日焼けの肌で、さらに黒く焼ける人なら、コントラストでより寄ってくるかもしれませんが・・・。
あとは、肌の露出を避けることも一つの予防策です。
長袖は想像するだけで暑いですが、日中は日焼け予防にもなります。
身体にフィットした服は上から刺されることもあるので、ゆとりがある方がいいですね!

着る虫よけウェアBUGOFF(バグオフ)
着る虫よけ服として開発され、防虫加工された特殊繊維により、虫を寄せ付けない状態を作り出します。防虫加工は、主に不快害虫と呼ばれる虫(蚊、ダニ、ノミなど)を対象としています。
特徴
- 着るだけで虫よけ
- 洗濯耐性が高い
- 無臭
- 肌に優しい
BUGOFF(バグオフ)に使用されている防虫薬品は、キク科の天然成分を人工的に再現した物を使用しているため、人体への影響が少なく、又特殊な加工技術で薬品を繊維へコーティングされています。
キャンプやアウトドアだけでなく、普段の散歩にも!
メッシュで軽く、通気性もいいので、いろんな場面で使えますね。
扇風機を回す
ヤブカの飛ぶ速さは、時速8kmで、風速2m以上になると風に向かって飛べなくなります。
風速2mは、顔に風を感じたり、木の葉がゆれる程度の風なので、ポータブルバッテリーなど、電力を確保して扇風機を回して、涼しさと蚊対策を同時に行えるといいですね!
私たちも使っている扇風機は「弱」は2Wと省電力。「強」はしっかり風量もあります。
「強」では若干音もしますが、よく眠れていました。夏は、エンジンを切っているので、扇風機がないと眠れません。。。夏の車中泊を考えている方は、ぜひ1つは用意してくださいね!
首振りが欲しいかたは、マキタの扇風機はどうでしょう?


以上です。
今回はそのまま眠ることを考えて、身体につけるものは避けて対策をお伝えしました。
蚊を気にせず快適な車中泊を!
いかがでしたでしょうか? これから、アウトドアの季節です!
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