トヨタハイエースで全国を旅する、通称「VANLIFE(バンライフ)」をしながら、車中泊とキャンプを楽しむゆうです。

私たち自身も、【EFDELTA】を購入しましたが、買うまでにとても欲しかったポータブル電源があります。
その欲しかった商品と、2021年注目のポータブルバッテリーを徹底比較しました。

タップできるもくじ
「1000Wh以上」のポータブル電源比較ラインナップ
今回、徹底比較に選んだポータブル電源をご紹介します。
まず、販売しては速攻で売り切れる「GPシリーズ」の【GP1000】【GP1200】【GP1500】の中から、もっとも売れている【GP1500】をラインナップ!

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「1000Wh以上」のポータブル電源の付属品を比較

まずは各ポータブル電源の「付属品」を比較していきます。
ラインナップ | AC充電 ケーブル | シガー充電 ケーブル | ソーラー充電 ケーブル | 説明書 | 保証書 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | なし |
G1000 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | USB-Type-Cケーブル |
EFDELTA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | キャリングバック |
Jackery1000 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | 配線収納ケース |
Monster X | ○ | ○予定 | ○予定 | ○ | ○ | キャンリングバック |
ほとんどのポータブル電源で、必要な配線は付属されております。

「EFDELTA用キャリングバック」はポータブルバッテリー本体を汚れやほこりから守ってくれる素晴らしいものになっています。

【Monster X】のキャリングバックもいい感じですよ!!
ココに注意
【Jackery1000】が付属されていません。
理由は、同メーカーの「専用のソーラーパネル」の方に配線がセットされているので本体には付属されていません。
つまり、他社の「ソーラーパネル」との接続の際には別途配線を購入しないといけません。
初めてポータブルバッテリーを買われる方は注意が必要です!
気になる人がもしかしたらいるかもしれませんので、本体の素材も比較しておきます!
ラインナップ | 本体素材 |
---|---|
GP1500 | アルミニウム |
G1000 | 不明 |
EFDELTA | アルミニウム合金 |
Jackery1000 | ポリカーボネート樹脂 |
Monster X | アルミ合金 |
ほとんどがアルミニウム素材ですが、【EFDELTA】は宇宙開発に使用される「アルミニウム合金」を使っているのでワンランク上の素材です。
【Monster X】も同様に進化した素材を採用しているので、2021年は本体の素材まで追求してもいいかもしれません!
【Jackery1000】は、ポリカーボネート樹脂とABS(エービーエスアロイ)防火材料を使用しており、耐久性と放熱性に優れています。
「1000Wh以上」のポータブル電源の保証内容を比較

ポータブル電源を選ぶ上で「保証期間」はとても大事です。
通常は「24ヶ月」が多いですが、中には0ヶ月や12ヶ月保証もあります。
また、Amazon・楽天・yahooショッピングのどこで購入するかによって保証期間が変わることもありますので注意が必要です。
では各ポータブル電源を比較していきます。
1000Wh以上 | 公式 | amazon | 楽天 | yahoo |
---|---|---|---|---|
GP1500 | 販売なし | 0ヶ月 | 0ヶ月 | 0ヶ月 |
G1000 | 販売なし | 24ヶ月 | 12ヶ月 | 12ヶ月 |
EFDELTA | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 |
Jackery1000 | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 |
Monster X | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 24ヶ月 |
【EFDELTA】と【Monster X】と【Jackery1000】は安定の「24ヶ月」保証です。
また、気をつけないといけないのが、【GP1500】と【G1000】です。

GP1500
【GP1500】は通常、初期不良のみの「10日」の対応となります。
保証を「12ヶ月」にするには、必ず「レビュー」が必要になります。
各ECショップでレビュー後、保証認定を申請すると保証書が送付されます。
保証は「手厚い」ので必ず取得するようにしましょう!!
G1000
【G1000】は公式やamazonで購入時は「24ヶ月保証」です。
しかし、楽天やyahooは代理店販売のため、通常「12ヶ月」になります。
購入後、商品レビューやストアのレビューをすることで保証の対象となりますので注意ください!
保証内容は「正常な使用をしていたにも関わらず、故障が発生した場合に無償交換を約束するものです。」とあります。


「1000Wh以上」のポータブル電源の電池を比較

ポータブル電源を選ぶ際に、最も大事なところが、バッテリーの「容量」や「仕様」です。


バッテリー容量
まずは、電気をどれぐらい貯めておけるのかの数値「Wh(ワットアワー)」を比較していきます。
(Whとは1Wの電力を1時間消費した場合を1Whと言います。)
1000Wh以上 | 定格エネルギー (Wh) | 定格容量 (Ah / 3.6V) | 使用可能日数 (目安) |
---|---|---|---|
GP1500 | 1700Wh | 472Ah | 3~5日 |
G1000 | 1182Wh | 328Ah | 2~4日 |
EFDELTA | 1260Wh | 350Ah | 2~4日 |
Jackery1000 | 1002Wh | 278Ah | 2~3日 |
Monster X | 1700Wh | 472Ah | 3~5日 |
人気のポータブル電源をすべて並べると圧巻の数値ですね!
その中でも【GP1500】 と【Monster X】の「1700Wh」は現状、すべてのポータブル電源の中でもトップクラスです!

さて、ポータブル電源の用途としては主に、スマホの充電、ランタンの充電、PCの充電、さらには電化製品の充電が主な用途になります。
そこで様々な電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめて記載しました。
1000Wh以上 | iPhone (3Ah) | iPad (9Ah) | MacBook Pro (18Ah) | 低電力扇風機 (16Wh) | ランタン (30Wh) | 電気毛布 (50Wh) | 車内エアコン (120Wh) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | 102回 | 34回 | 17回 | 80時間 | 42時間 | 26時間 | 11時間 |
G1000 | 70回 | 23回 | 11.8回 | 56時間 | 29時間 | 17.7時間 | 7.4時間 |
EFDELTA | 75回 | 25回 | 12.6回 | 59時間 | 31.5時間 | 18.9時間 | 7.8時間 |
Jackery1000 | 66回 | 22回 | 11回 | 47時間 | 25時間 | 15時間 | 6.2時間 |
Monster X | 102回 | 34回 | 17回 | 80時間 | 42時間 | 26時間 | 11時間 |
「電子レンジ」「IHクッキングヒーター」「ドライヤー」に関しては別の表にしました。
1000Wh以上 | 電子レンジ (500W) | 電子レンジ (600W) | IH (中火力) | IH (高火力) | ドライヤー (600W) | ドライヤー (1200W) |
---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | 119分 | 84分 | 99分 | 84分 | 153分 | 78分 |
G1000 | 83分 | - | 69分 | - | 106分 | - |
EFDELTA | 89分 | 62分 | 74分 | 62分 | 113分 | 58分 |
Jackery1000 | 70分 | 50分 | 58分 | 47分 | 90分 | 46分 |
Monster X | 119分 | 84分 | 99分 | 84分 | 153分 | 78分 |
・放電深度(DOD)の影響を加え計算しています
・計算方法に関しては「ポータブル電源の用語辞典」を参照
・すべて実際に行った実験データに基づいております
・数字が書かれていないところは、出力が足りず「使用不可」になります。


バッテリーの仕様

各社とも近年は様々な電池を開発しています。
そこで大事なところが、なんかい充電できて、なんかい放電できるのか?
それを「充放電回数」と呼ぶのですが、ポータブル電源を選ぶ上でかなり大事な要素です。
その他の情報も踏まえ、バッテリー仕様を比較表にしました。
1000Wh以上 | バッテリータイプ | 充放電回数 | パススルー | 使用温度範囲 |
---|---|---|---|---|
GP1500 | LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン | 3500回 | 可能 | -10℃~40℃ |
G1000 | LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン | 3500回 | 可能 | 0℃~40℃ |
EFDELTA | 三元系リチウムイオン | 800回 | 可能 | -10℃~45℃ |
Jackery1000 | BAK製の高品質リチウムイオン電池 | 500回 | 可能 | 0℃~40℃ |
Monster X | 3C高速リチウムイオン | 3000回 | 可能 | -10℃~45℃ |
パススルーとは?
パススルーとは充電しながら電力を使用することです。
パススルーに関しては、実際ほとんどのポータブル電源で可能ですが、バッテリーに負担がかかるためメーカーは推奨しておりません。すべてパススルー対応ですが、寿命が短くなることを承知の上で使用してください。
【GP1500】と【G1000】の他に、【GP1200】も「LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン」という最新電池を採用しており、
「充放電回数」は驚異の「3500回」を誇っています!
ついで【Monster X】の「3C高速リチウムイオン」が「3000回」です。
一見、「800回」しか充放電できない【EFDELTA】ですが、よく考えてみてください。
3500回も充放電するって、毎日使っても9年以上かかります・・・
数年、いや来年にはもっとすごいポータブル電源が発売されると思います。
保証は1~2年間なので、それ以降、壊れてしまったら修理代がかるよ・・・と考えると、


他社のバッテリー仕様まとめ
その他の容量が「1000Wh」以上あるポータブル電源の情報もまとめておきました。(出力順)
出力1000W | メーカー | 定格エネルギー | 定格容量 | バッテリータイプ | 充放電回数 | パススルー |
---|---|---|---|---|---|---|
G1000 | suaoki | 1182Wh | 328Ah/3.6V | LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン | 3500回 | 可能だが非推奨 |
G1200 | suaoki | 1200Wh | 332Ah/3.6 | 三元系リチウムイオン | 800回 | 可能だが非推奨 |
GP1000 | NSS | 1000Wh | 277Ah/3.6V | Panasonicセル | 800回 | 可能だが非推奨 |
GP1200 | NSS | 1200Wh | 332Ah/3.6V | LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン | 3500回 | 可能だが非推奨 |
Jackery1000 | Jackery | 1002Wh | 278Ah/3.6V | Bakリチウムイオン | 500回 | 可能だが非推奨 |
GP1500 | NSS | 1500Wh | 472Ah/3.6V | LifePO4 リン酸鉄リチウムイオン | 3500回 | 可能だが非推奨 |
EFDELTA | EcoFlow | 1260Wh | 350Ah/3.6V | 三元系リチウムイオン | 800回 | 可能だが非推奨 |
MONSTER X | Allpowers | 1700Wh | 472Ah/3.6V | 3C高速リチウムイオン | 3000回 | 可能だが非推奨 |


「1000Wh以上」のポータブル電源の出力性能を比較

次はポータブル電源に、コンセントやUSBに差し込んだ時、どんな電気が?どれぐらい流れてくるのか?を解説していきます!
AC出力性能

AC出力とは簡単に言うと、「コンセント」を差し込んだ時に流れてくいる電力のことをいいます。
各ポータブル電源のAC出力を表にまとめました。
1000Wh以上 | 定格出力 | 最大出力 | 電圧 | 周波数 | 波形 | コンセント口数 |
---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | 1500W | 1700W | 100V | 60Hz | 完全正弦波 | 2 |
G1000 | 1000W | 2000W | 110V | 50/60Hz | 完全正弦波 | 4 |
EFDELTA | 1600W | 3100W | 100V | 50/60Hz | 完全正弦波 | 6 |
Jackery1000 | 1000W | 2000W | 100V | 60Hz | 完全正弦波 | 3 |
Monster X | 2000W | 3300W | 100V | 50/60Hz | 完全正弦波 | 4 |
電圧・周波数・波形に関しては、分からない場合は、下記をクリックすると解説が出てきます!
定格出力と最大出力

次に「定格出力」に注目です。
「定格出力」とは、「記載してあるW数」までの電化製品の使用が可能という数値になります。
ここで先ほど解説しました表を見ていきます。
1000Wh以上 | 電子レンジ (500W) | 電子レンジ (600W) | IH (中火力) | IH (高火力) | ドライヤー (600W) | ドライヤー (1200W) |
---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | 119分 | 84分 | 99分 | 84分 | 153分 | 78分 |
G1000 | 83分 | - | 69分 | - | 106分 | - |
EFDELTA | 89分 | 62分 | 74分 | 62分 | 113分 | 58分 |
Jackery1000 | 70分 | 50分 | 58分 | 47分 | 90分 | 46分 |
Monster X | 90分 | 63分 | 75分 | 63分 | 114分 | 59分 |
ココに注意
【G1000】は「定格出力」が「1000W」なので、出力が「1000W」を超える「電子レンジの600W」や「IHの高火力」「1200Wのドライヤー」は使用できません。
【Jackery1000】は定格出力が「1000W」にも関わらず、使用できることが判明しています!すごいですよね!
その他は「定格1500W以上」なので、すべての電化製品か使用可能ということがここで分かります!
ドライヤーやIHクッキングヒーターを使いたい方は、【GP1500】【EFDELTA】【Monster X】がおすすめです!
USB出力性能

近年はスマホやダブレット、ノートPCなどの充電が重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。
1000Wh以上 | USB-A | USB-A高速 | USB-C |
---|---|---|---|
GP1500 | 2(10W) | 2(15W) | 1(PD45) |
G1000 | 2(12W) | 2(QC3.0) | 1(PD60) |
EFDELTA | 2(12W) | 2(28W) | 2(PD60) |
Jackery1000 | 1(12W) | 1(QC3.0) | 2(PD18) |
Monster X | 2(12W) | 2(28W) | 2(PD65) |
・QCとは「Qualcomm(クアルコム)」の略で、高速充電が可能でっせということです
・PDとは「Power Derivery」の略で高速で充電が可能な新しい規格です。数値が大きいほど充電速度が早くなります。
・詳細は「ポータブル電源の用語辞典」まで
解説すると、この中で「USB出力」が一番優秀なのは【EFDELTA】と【Monster X】です。
「USB-A高速」は、「QC3.0規格」よりも「28W」の出力の方が高速充電可能です。
さらに、「USB-C」は現在の最高出力の「PD60W」がなんと「2口」もあります!


家族で複数人でポータブルバッテリーを使う場合、「スマホ」「タブレット」「ノートPC」を充電するポート数は、いくつあっても足りません。


DC/ シガーソケット出力

最後にDC出力を比較していきます。
DC出力 | シガーソケット出力 | |
---|---|---|
GP1500 | 2(120W) | 1(120W) |
G1000 | 2(120W) | 1(120W) |
EFDELTA | 0 | 1(120W) |
Jackery1000 | 0 | 1(120W) |
Monster X | 0 | 1(120W) |
シガーソケット出力があると、車中泊やアウトドア、防災時にご飯が炊けたり冷蔵庫が使えるので助かりますよ!
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出力性能の比較

本記事では比較していない「1000Wh以上のポータブルバッテリー」も一覧でまとめました。
製品 | メーカー | 電圧 | 周波数 | 波形 | 定格 | 瞬間 | 口数 | USB-A | USB-A高速 | USB-C | DC | シガー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
G1000 | suaoki | 110 | 50/60 | 正弦波 | 1000 | 2000 | 4 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
G1200 | suaoki | 110 | 50/60 | 正弦波 | 1000 | 2000 | 2 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 |
GP1000 | NSS | 100 | 60 | 正弦波 | 1000 | 1200 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
GP1200 | NSS | 100 | 60 | 正弦波 | 1000 | 1200 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
GP1500 | NSS | 100 | 60 | 正弦波 | 1500 | 1700 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
Jackery1000 | Jackery | 100 | 60 | 正弦波 | 1000 | 2000 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 |
EFDELTA | EcoFlow | 110 | 50/60 | 正弦波 | 1600 | 3100 | 6 | 2 | 2 | 2 | 0 | 1 |
MONSTER X | Allpowers | 100 | 50/60 | 正弦波 | 2000 | 3300 | 4 | 2 | 2 | 2 | 0 | 1 |
2020年になり、【EFDELTA】のように定格出力が「1500W」を超えるポータブル電源が発売されてきました。
【MONSTER X】に関しては、「定格2000W」の化け物です!
私の予想では、「定格1500W」ぐらい、つまり【GP1500】が2020年の「スタンダード」になると思っています。
当ブログの評価基準も【GP1500】を「スタンダード」として考えていくほうが、読者の皆様のためにもなると思っております!


「1000Wh以上」のポータブル電源の充電性能を比較

次は、ポータブル電源が、「AC充電」「シガーソケット充電」「ソーラーパネル充電」に対応しているのか?
また、充電時間はどれぐらいなのか?を徹底比較していきます。
コンセント充電

まずは主に充電することになる、コンセントによる充電の比較です。
1000Wh以上 | 電気容量 | 充電スタイル | フルまでの時間 |
---|---|---|---|
GP1500 | 1700Wh | アダプター充電 | 15時間 |
G1000 | 1182Wh | アダプターなし | 10時間 |
EFDELTA | 1260Wh | アダプターなし | 1.6時間 |
Jackery1000 | 1003Wh | アダプター充電 | 7.5時間 |
Monster X | 1700Wh | アダプターなし | 4時間 |
ここは結構、面白いところで、実はすべてのポータブル電源の「90%以上」は「アダプター」が採用されています。
しかし、【G1000】【EFDELTA】【Monster X】は「アダプター」がありません!
アダプターを採用しない理由
- 重たく邪魔である
- 充電時に発熱し安全ではない
- 革新的な技術が採用されている
表をみていただくと、【EFDELTA】の充電時間が「1.6時間」と恐ろしく早いのがわかります。
実際の充電時も「653W」の速さで充電されているのがわかります。(実際900W超える時もありました)

それが、「X-Stream充電」という革新的な技術によるものです。
X-Stream充電
独自開発した「X-Stream充電テクノロジー」(特許申請中)を採用した世界初の製品で、従来の充電方式は、交流電源(AC)から直流電源(DC)に変換するための「重たいアダプター」がケーブルに付き、充電も長時間掛かりました。
EFDELTAは、X-Stream充電テクノロジーを使用することで、アダプターの無いケーブルを通して交流電源(AC)を高効率で直接充電させる技術を採用しております。
【GP1500】はとんでもなく、高性能なポータブル電源なのですが、充電時間に関して言えば【EFDELTA】と【Monster X】は遥かに先を行っています。


シガーソケット充電

車で充電する、シガーソケット充電は、キャンプや車中泊、災害時には必須です!
また、すべてのポータブル電源で、シガーソケットで充電するケーブルはセットで付属しておりますので初めて購入される方にも優しいです。
流石に「1000Wh」以上のポータブル電源です。すべてシガーソケット充電が可能です。
ポータブル電源 | 入力 | 対応車両 |
---|---|---|
GP1500 | 120W | 12V車 / 24V車 |
G1000 | 120W | 12V車 / 24V車 |
EFDELTA | 120W | 12V車 / 24V車 |
Jackery1000 | 120W | 12V車 / 24V車 |
Monster X | 120W | 12V車 / 24V車 |
中でも【EFDELTA】は驚きの充電速度でした。

なんと、入力「120W超え」!!
あまりに数値が大きすぎて車は大丈夫なのか?と心配しておりましたが、数時間走っても全く問題なしでした!!
ちなみに車はハイエース スーパーロングバンです。
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ソーラーパネル充電

ソーラー充電は、どこでも充電できることやエコの観点からも、注目を集めています。また、ソーラーパネルがあれば、電気代も削減でき、お財布にもやさしく、外出先でも電力を発電することができますよね!
1000Wh以上 | 配線付属 | 方式 | 対応W数 |
---|---|---|---|
GP1500 | あり | MTTP | 150W |
G1000 | あり | MTTP | 150W |
EFDELTA | あり | MTTP | 400W |
Jackery1000 | なし | MTTP | 150W |
Monster X | あり | MTTP | 200W |
MTTP方式とは、ソーラーパネルで生み出された電力がほとんど衰えることなく充電される方式のことをいいます!曇りの日でもある程度充電できるのが特徴です。
【Jackery1000】以外は、初めからソーラーパネルとの接続ケーブルがセットされていますので、初めてポータブルバッテリーを購入する方も安心できます。
そして「何W」までのソーラーパネルを接続できるかは各社違います。
ここでも【EFDELTA】が「400W」までのソーラーパネルを接続できるので、晴れた日には電気がなくならないほど充電できることでしょう!
「1000Wh以上」のポータブル電源のディスプレイ比較

ディスプレイも2020年の最新ポータブル電源では進化しています。


1000Wh以上 | 入力電流値 | 出力電流値 | 電力残量(%) | 電力残量(メモリ) | 残充電時間 |
---|---|---|---|---|---|
GP1500 | ○ | ○ | × | ○ | × |
G1000 | × | × | × | ○ | × |
EFDELTA | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
Jackery1000 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Monster X | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
まず【GP1500】ですが、充電残量の「%」の表記が欲しいところです。理由は「1700Wh」もの大容量なのに「5メモリ」の残量表記ではわかりにくいです。
もっと欲を言えば「残りの充電時間」の表記も欲しいです。


そして、大変申し訳ないのですが、【G1000】のディスプレイがあまりにもひどいです。
電気を何W使っているのか、何W充電しているのかもわかりません。
もちろん、残りの充電時間の表記もありませんので、正直、すべてのポータブル電源を含めても最低レベルのディスプレイです。
正直、電力残量に「メモリ」の表記はいらないです。
「%」の表記さえあれば問題ないわけですし。

その点、【EFDELTA】と【Monster X】は、残りの充電時間を表記してくれます。
出かける際に、この時間までに充電が終わるとわかると大変助かりますよ。
ディスプレイ評価


「1000Wh以上」のポータブル電源の安全性比較

比較しているポータブル電源は、世界の様々な国で販売されており、その国の法律に基づいて「安全基準」をクリアしています。
つまり、比較はできず、「すべてのポータブル電源は安全」と言えます。
安全基準
ただ、せっかくですので、言葉は覚えなくていいのですが、「安全基準の認定を取得」「安全のための機能がある」ということをご紹介します。
安全認定
- PESマーク:日本の法律での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- RoHS:EUの安全保証
- UN38.3:リチウムイオンの国際輸送基準認定
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- PMS:優秀な電力管理システム

「BMS(バッテリーマネージメントシステム)」もご紹介します。
BMSとはバッテリーの内部の電圧調整や保護を自動で行う機能で、あると安全なポータブル電源と言えます!
BMS
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
ただ、1点だけ「UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)機能」が「ある」のか「ない」のかだけ比較します。
1000Wh以上 | UPS |
---|---|
GP1500 | なし |
G1000 | あり |
EFDELTA | あり(独自) |
Jackery1000 | なし |
Monster X | あり |


USPが必要な時
- 人がすぐ入ることのできない場所や無人運用しなければならない場所にあるテレメータ装置
- 防災無線機
- 構内放送設備
- ビジネスホンなどの交換機
- インターネットの中継機や簡易ルーターといった機器の標準内蔵電池では対応できない長時間にわたる電源バックアップ
- 計画停電やピークシフト対策
などなど、いろいろな場面で「UPS」が活躍してくれます。
とくに台風や地震などでの停電時に瞬時に電力の供給をしてくれることはとても魅力的です!


ファンの音の大きさ

比較したポータブル電源は、発電時に発熱するので「冷却ファン」が搭載されています。
しかし、ファンの音がなかなかうるさいので【EFDELTA】のみ、音の大きさをレビューします。
ファンの大きさ目安
- 消費電力~499W:静かなので気にならないレベル
- 消費電力500W~999W:少し大きくなるので気になって寝れない人もいるレベル
- 消費電力~1000W:最大限に大きく寝れないレベル
車中泊やキャンプ、さらに避難所で寝るときにファンがうるさいと寝ることが来ません。
そしてその時に使うであろう、電化製品は「扇風機」と「電気毛布」です。
ただ、両方の電化製品の消費電力は「499W」以内になるため、ファンの音は静かなので、普通に寝ることは可能です。
「1000Wh以上」のポータブル電源の大きさ・重さ比較

ポータブル電源を買う上で、「大きさと重さ」はとても大事です。
なんて言ったって「ポータブル」、つまり持ち運びができるとうたっているのに、大きくて重ければ用途を満たしていません。
大きさ・重さ
当ブログオリジナルの大きさと重さの比較表で、ポータブル電源の「3辺の和 / Wh」と「kg / Wh」を計算し他社と比べると見えてきます!
数字が小さいほど「小さく・軽く」なります!
製品 | 容量 | 横 | 縦 | 高さ | kg | 3辺の和/Wh | kg/Wh |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GP1500 | 1700Wh | 480 | 190 | 238 | 19.6 | 0.53 | 0.011 |
G1000 | 1182Wh | 350 | 315 | 345 | 23 | 0.85 | 0.019 |
EFDELTA | 1260Wh | 390 | 194 | 264 | 13.6 | 0.67 | 0.01 |
Jackery1000 | 1002Wh | 332 | 233 | 243 | 10.6 | 0.8 | 0.01 |
MONSTER X | 1700Wh | 375 | 245 | 250 | 14.5 | 0.51 | 0.008 |
この計算した数値をもとに、大きさと重さを比較してみました。
容量から計算した大きさ
容量から計算した重さ
【MONSTER X】は大きさと重さにおいて強いですねかなり!!
とはいえ、14.5kgですので、購入される方は自分が「持ち運べる」ものを選びましょう!
持ち手
ポータブル電源の大きさと重さがわかれば、「持ち手」も大事になってきます。
例えば【GP1500】であれば、「持ち手」の部分はこだわったおり「人間工学に基づいた」片手でも持ちやすい構造になっています。

しかし、よく考えてください!!
重さ約20kgです。片手で持てますか?
男性でもギリギリだし、女性となるとかなりきついと思われます。
私、個人の意見からすると、持ち手は「2つ」左右に取り付け、両手で持てた方が良いのではないかと思います!
両手で持つことができるのが【G1000】【EFDELTA】【MONSTER X】です。

【EFDELTA】をレビューすると、かなり持ちやすいです。

【MONSTER X】もいい感じの「持ち手」ですよ!
「1000Wh以上」のポータブル電源の価格比較
最後に価格を比較していきます。
ラインナップ以外にも「1000Wh」以上のポータブル電源を含みました。
では他社商品の価格を1Whのコストで比較していきましょう!(税込み価格)
製品 | メーカー | 価格 | Wh | 価格/ Wh |
---|---|---|---|---|
GP1000 | NSS | 78,000 | 1000 | 78 |
GP1200 | NSS | 89,900 | 1200 | 74.2 |
GP1500 | NSS | 126,000 | 1700 | 74.1 |
G1000 | suaoki | 176,800 | 1182 | 149.5 |
G1200 | suaoki | 169,880 | 1200 | 141.5 |
Jackery1000 | Jackery | 136,800 | 1002 | 136.6 |
EFDELTA | EcoFlow | 159,500 | 1260 | 126.5 |
MONSTER X | Allpowers | 152,000 | 1700 | 89.4 |


なんと、【GP1500】は、この業界でも最高クラスの性能を誇るポータブル電源にも関わらず、コスパ最強なんです!
【G1000】の半額ぐらいの価格です!



また【EFDELTA】と【Monster X】は、圧倒的な性能の割には価格は「安い」と判断しています。
結果をまとめると
コスパ徹底比較
「1000Wh以上」のポータブル電源のまとめ
如何でしたでしょうか?
様々に比較してきましたが、最後にそれぞれのポータブル電源がどのような方にぴったりなのかをまとめていきます。
【GP1500】ポイントまとめ

【GP1500】ポイント
- パススルー可能
- 電気容量1000Wh以上
- 定格1000W以上
- USB出力が優秀
- 充電に時間かかるので注意
- 世界的に安全基準を満たしている
- かなり小さい
- 持つのが大変
- 価格が業界最安値レベル
大容量で高性能でコスパがいいポータブル電源が欲しい!
ドライヤーや電子レンジも使えるぐらいの!!


【G1000】をポイントまとめ

【G1000】のポイント
- パススルー可能
- 電気容量1000Wh以上
- 定格1000W以上
- アダプターなし
- USB出力が優秀
- 充電に時間かかるので注意
- 世界的に安全基準を満たしている
- 持てない重さ
- コスパは最悪
- 安心の「suaoki」製品
はっきり言います。
2020年は、他と戦っていくのは厳しいです。リニューアルを繰り返してもっと素晴らしいポータブル電源として生まれ変わって欲しいと思います。


【EFDELTA】のポイントまとめ

【EFDELTA】のポイント
- パススルー可能
- 電気容量1000Wh以上
- 定格1000W以上
- アダプターなし
- USB出力が優秀
- 充電は驚異の2時間
- 世界的に安全基準を満たしている
- コンパクトでスタイリッシュ
- コスパは良い
- 安心の「EcoFlow」
- かなり持ちやすい
2020年では、最高性能のポータブル電源であることは間違いありません。
充電が1.6時間で終わるのは本当に助かりますよ!


【Jackery1000】のポイントまとめ

【Jackery1000】のポイント
- パススルー可能
- 電気容量1000Wh以上
- 定格1200Wの性能あり
- アダプターあり
- USB出力がもう一歩
- 充電は7.5時間と標準
- 世界的に安全基準を満たしている
- やや大きいサイズ
- コスパはやや悪い
- 安心の「Jackery」
- かなり持ちやすい
【Jackery1000】の判断は正直、難しいです。
全体的に一歩、足らないというのが印象です。
この性能で1年前に販売していれば最強だったのは間違いないのですが、2021年においては最近発売されたとはいえ、戦っていくのは現状では厳しいと思っています。
【MONSTER X】ポイントまとめ

【MONSTER X】のポイント
- パススルー可能
- 電気容量1000Wh以上
- 定格2000Wは異次元の最強さ
- アダプターなし
- USB出力が最高峰
- 充電は4時間とかなり早い
- 世界的に安全基準を満たしている
- この性能で小さく軽い
- コスパ最高クラス
- かなり持ちやすい
2020年は、【EFDELTA】に続き、【Monster X】みたいな最強のポータブルバッテリーが販売されることに誰が予想できたでしょうか!?


2020年は、ポータブルバッテリーの戦国時代です。
中途半端な性能のポータブルバッテリーは駆逐されていくだろうと予想しています。
読者の皆様も、しっかりと見極めるために、本記事が少しでも役に立てれば幸いです。
以上、【1000Wh以上】の大容量ポータブル電源を徹底比較!2021年のおすすめは?高性能なのは?コスパがいいのは?車中泊・キャンプ・災害用にいいのかも検証します。の記事でした。
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